nyanpyou Note

主な目的は調べたり作ったりしたプログラミング備忘録(予定)

Pythonの導入について

1年半前くらいから仕事で触るようになったPythonについて、まずは導入方法から書いていこうと思う。
前半部分は、導入方法に関係のない情報をたらたらと書いているため、該当触れている部分には目次から飛ぶとストレスフリー。

まずPythonって何?

導入する前に、自分の認識の整理を兼ねてまずはPythonってなんじゃいというところから。
Pythonとは数あるプログラミング言語の1種で、昨今世間的にも注目度の高いプログラミング言語である。例えばこちらの記事によると、

tech.nikkeibp.co.jp

普段使っているプログラミング言語のランキングとして2位にランクインしている。
流行りの機械学習とかデータサイエンスとかで使われるため、名前は聞いたことがあるという人は多いかもしれない。
自分もそのタイプで、「Python?あぁ名前は知ってる。最近よく聞くプログラムの言語だよね。新しくできた言語なのかな?」みたいな認識だった。

しかし調べてみるとPythonの歴史は意外と(?)古く、世に出てきたのは1991年。実に29年前から存在している言語である。
これまたよく聞くプログラミング言語であるJavaが生まれたのが1995年(25年前)であるため、Pythonの方が先輩らしい。やっぱり意外(失礼)。
そんな約30年前に生まれたPythonだが、読みやすくすっきりとした文法で記述できることを売りにしている。

www.python.jp

具体的にどんなもんかという例を下に示してみる。
ここでは比較対象の言語としてC++を使い、両方の言語で「Hello,World」という文字をコンソールに表示するコードを書くことにする。
まずはC++を用いた場合

//hello.cpp
#include <stdio.h>
int main(void){
    printf("Hello,world");
    return 0;
}

次にPythonを用いた場合

#hello.py
print("Hello,world")

C++では5行かけて行っていた文字列の出力が、なんとPythonでは1行でできてしまう。しかもincludeやint main(void)やreturnなどの呪文のような単語もなく、ただ単純にprintと書くだけ。確かに簡便。超便利。
もちろんC++にはC++の強みがある(わかりやすい例としては実行速度)ため、良し悪しを論じるものではないが、Pythonの魅力の一端は感じることができると思う。全くプログラミングを触ったことが無くても、これならなんだか理解できそうな気がしてこないだろうか。

導入方法

Pythonについて何となく知ったところで本題の導入方法。ちょっと興味は出てきたけど、あんまり自信ないなぁと思う場合も、実際に自分で触ってみるとちょっとずつ慣れてくる(自分がそうだった)ので、とりあえず環境構築だけでもしてみるのはお勧め。

まずはPythonの公式ページに行く。

www.python.org

DownLoadsというタブがあるので、マウスオーバー。最新版をダウンロードする場合は、右側のPython3.8.1を選択する。今回は後に使いたいモジュールの関係で3.7.4をインストールするため、All releasesを選択するが、とりあえずPythonを試してみたい場合は、素直に最新版を入れると良い。

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赤丸のAll releasesをクリック

次に、Python releases by version numberの中からお目当てのバージョンを探す。

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今回探すのはPython 3.7.4
リンク先のページを下までスクロールすると、Filesという項目があるので、この中から自分の使うPCの要件を満たすものを選んでダウンロードする。例として、64bitのWindowsPCを使っている場合は、以下の赤丸中の3種から選ぶことになる。よくわからなければexecutable installerを選ぶといいだろう。
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事前にコントロールパネル等で自分のPCの情報を確認しておくとスムーズ

ダウンロードが完了したら、インストーラーを起動する。すると以下のような画面が表示される。

f:id:nyanpyou106:20200120145434p:plain
チェックを忘れるとPython実行時に少し手間が増える
赤丸部分に忘れずにチェックを付け、Install Nowをクリックするとインストールが始まる。数分かかることもあるので休憩がてらに待つ。

インストールが完了すると以下の画面が表示される。

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インストール完了画面
この画面が表示されたら、Closeを押してインストーラーを終了する。Close上にあるDisable path length limitは、パスの長さ制限(最大260文字)を解除するものだが、そんな長いパスを設定することはまず無いと思うのでスルーしても大丈夫。

最後に、コマンドプロンプトを使ってPythonが正しくインストールされたかを確認する。「Windowsキー+Rキー」を押すと、ファイル名を指定して実行ウィンドウが開くので、「cmd」と入力してOK。これでコマンドプロンプトを呼び出せる。

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Windows システム ツールまで探しに行かなくても大丈夫

呼び出したコマンドプロンプト

python --version

と入力し、Enterを押す。

Python 3.7.4

と表示されれば、インストールは成功。やったね。

起動方法

Pythonのインストールに成功すると、コマンドプロンプト

python

と入力してEnterを押すことで、Pythonをinteractive mode(対話モード)で起動することができる。詳しい説明は以下の公式ドキュメントにあるが、要はPythonのコードを1行ずつ実行できるモードである。

docs.python.org

前述した"Hello,world"出力プログラムのような短いものは、このモードで入力すればすぐに試すことができる。
より長いコードを、事前にファイルに書いておいて実行したい場合は、

python ファイル名.py

コマンドプロンプトに打ち込み、Enterを押せば実行できる。

おわり

思った以上に書くのに時間がかかった。簡単な部分をだらだら長く書いていただけのような気もするが、Markdown記法で記事を書く練習にはなったので、まぁいいだろうということにする。Pythonの導入方法の記事なんて今どき他にも腐るほどあるが()、仮に誰かの参考になったとしたら嬉しい。
次はOpenCVの導入方法を書く予定(あくまで予定←)。